『学校依存社会』からの脱却

先日受けた教員の研修で「現代は学校依存社会」という言葉を聞いた。 聞いた瞬間、ストンと腑に落ちた。 法律で見ても「子の教育についての第一義的責任」を負うのは保護者であり、学校(教員)ではありません。 保護者以外の地域の大人達も「今の社会を作っ…

学校教育を考える⑤『教師に必要な資質とは?』

今までは、生徒指導(髪型や服装を事細かく守らせること)がきちんとできる人や、部活動などで生徒に言う事を聞かせる事ができる人(いわゆる「生徒をシメることが出来る人」)が「良い教師」とされてきました。 また、そしてそれを達成するための手段として…

学校教育を考える④『これからの学校の在り方を考える』

なんだかんだ教育や学校について色々と書いてますが、 私も学校教育に関わる一人の教員であり、 決して「学校はいらない」とか「学校はくだらない」とか思っている訳ではありません。 むしろ、「学校」「公教育」はあった方が良いに決まっています。 なので…

学校教育を考える③『学校の多くは独裁国家』

生徒に大きく関係する、制服や頭髪などの校則の問題。 教員に大きく関係する、部活動を始めとしたブラック労働の問題。 これらの問題は別物ではあるけれど、その根底はつながっている気がする。 一言で言えば、 『多くの学校は、民主主義ではなく独裁国家』 …

学校教育を考える②『部活動』

今回のテーマは『部活動』。 校則と並んで昨今の話題に上がるテーマの一つ。 なぜ話題に上がるのかと言えば、「部活動」と「ブラック労働」は明らかに繋がっているから。 ちなみに、教員が部活動で時間外(放課後や休日)勤務した場合、どれぐらいの報酬(残…

学校教育を考える①『校則』

今、良くも悪くも注目されている「校則」。 その中でも特に「制服(服装)」と「髪型」に注目が集まっています。 私が教員生活の中でよく耳にしてきた言葉。 一例を挙げれば、 「服装の乱れは心の乱れ」 「学校に来るのに個性やオシャレは必要ない」 「36…

学校教育と対話

今学校教育に一番足りないもの。 それは『対話』だと感じています。 「先生」と「生徒」の対話。 「生徒」と「生徒」の対話。 「先生」と「先生」の対話。 その全てが足りていない。 生徒は、 ・毎日朝から夕方までぎっちりと詰まった時間割。 ・先生によっ…

教員採用試験・備忘録④『生徒指導』

今回のテーマは『生徒指導』 皆さんは「生徒指導」に関してどんな印象を持っていますか? 主な印象としては、「校則を守らせる」「生徒をしっかりと管理する」「間違った行動に関しては厳しく罰する」「先生や親の言う事を聞かせる」といったものではないで…

教員採用試験・備忘録③『子どもの権利』

今回のテーマは『子どもの権利』 日本国内のみならず、世界的に見ても宣言や条約などで「子どもの権利」を保護する法律が沢山あります。 これは教育関係者のみならず、すべての大人が知っておかなければならないぐらい重要なものだと感じます。 しかし、どれ…

教員採用試験・備忘録②『教育基本法』

今回のテーマは『教育基本法』 教育に関わる法律で一番大事なトコロ。 学校教育をはじめ、すべての教育はこの法律にのっとって行われていなければならない。・・・はず。 果たしてどうなのか・・・ 気になるところを抜粋。 -------------------- <前文> ・…

教員採用試験・備忘録①『日本国憲法』

今回のテーマは『日本国憲法』 早速、教育に関わる部分で気になった条文を抜粋して記載します。 -------------------- <第12条> この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫…