『学校依存社会』からの脱却

先日受けた教員の研修で「現代は学校依存社会」という言葉を聞いた。

聞いた瞬間、ストンと腑に落ちた。
 
法律で見ても「子の教育についての第一義的責任」を負うのは保護者であり、学校(教員)ではありません。
 
保護者以外の地域の大人達も「今の社会を作っているのは他ならぬ自分達自身であり、子ども達はそれを映す鏡である」という自らの責任を見つめ直し、子ども達に「生きる」ことの意味を教える義務と責任があります。
 

 

もう何度も言っているが、教員は働かせ放題の奴隷ではありません。
子どもを盾に取れば何でも言う事を聞いてくれる何でも屋さんでもない。
 
しかるべき報酬を税金から頂いている以上、教員として果たすべき責任や仕事に対し、公務員としてその職責は果たさなければなりません。
 
しかし今の学校(教員)は、本来その職責で背負う必要の無い仕事や責任までも背負っている。プライベートの時間(勤務時間以外の時間)までも犠牲にして。。。

それも教員が絶対に逆らえない「子どもたちのために」という金看板を盾にして。
 

 

 
そもそも子ども達のために働きたくない教員なんて一人もいないと思うし、そう願っています。
私たち教員は子どもたちの為に日々懸命に働いています。
でも、私たちも一人の人間であり、一人の親でもあります。

 
 
学校や教員に何でもかんでも丸投げするのではなく、同じ地域に生きる同じ大人として、互いの役割と責任を理解し分担し、協力して子ども達を育てて行く事は、そんなに無理難題な難しい事でしょうか?
 
より良い教育はより良い社会を作ります。

逆に、教育をおろそかにしている国は間違いなく衰退します。

 

子ども達のために、そして自分たちの為に、より良い社会を作りませんか?